2024/12/29 住宅
仕上の作法
ぼくの仕上についての家づくり作法は三つ。
・色調は基本3色以内
・その材料がもつ質感を生かす
・疑似建材を使わない
そうすれば住まい手の生活の色が加わってちょうどいい具合になる。
あまり器(家)が自己主張しすぎないことがポイントだ。
家は脇役なのである。

2022/03/06 住宅
いつの時代も職人さんの手仕事がある

家が完成するまでにはたくさんの工数があり、多くの職方が関わる。一品生産の建築工事は住宅といえども数か月の工事期間を要し、工業化が進んだ今も職種ごとに職人さんの手仕事がある。その手が作り出す形態は出来栄えを大きく左右し、時には家の寿命までも決めてしまうことだってある。長年の仕事の中つくられた手が順序良く流れるように仕事を納めてゆく。屋根の板金仕事はかつては瓦棒、今はタテハゼが主流になり写真は棟納めの様子、図示のディティールと実際の施工が確認できるので時にちょっとお邪魔して仕事の様子を見せてもらう。
2022/02/20 住宅
床材について/スリッパは要らない

日々の暮らしの中で一番人の肌と触れるのが床だと思います。ぼくは知識が乏かった若い頃、木質の床板と言えばWPC加工された表面に薄い松などのヘギ材が貼られている合板系のものを使っていました。この建材は木に似せたプラスチックと言っていう代物で、木の特質である吸湿性が無くて夏場に歩くと不快きわまりなくスリッパが必要でした。今は特別の事情がない限りは使いません。写真は熱圧加工したスギ30mmの厚板にリメイクした住宅で、素足の歩行感がすこぶる足にやさしい一押しの材料です。柔らかいのでキズはつきやすいですが時の経過と共に気にならなくなります。また少し固めの質感を求めるのであれば、ヒノキやカラマツが良いでしょう。地マツは固く水にも強いので捨てがたいですが、今はちょっと手に入りにくい。いずれにしても工業的な加工を施さない無垢材です。日本にたくさんあるスギやヒノキを使ってお家をつくることで、日本の山(自然)を守り生活の質(QOL)を豊かにしてくれます。
2017/03/01 住宅
K様邸の完成
かねて建築中だったK様の住まいが完成しました。
最初既存のリフォームの相談から入りましたが、既存建物の脆弱性ら断念して新たに平屋の住まいを建てることになりました。
バリアフリーのついの住処ということで人にやさしい住まいを心がけました。
地域材のヒノキと杉、床はカラマツのフローリングです。
ムクの木と素材感にこだわったナチュナルな仕上です。


2017/01/04 住宅