2012/02/05 住宅
補強工事終了
耐震改修工事、
床下、小屋裏の補強工事と既存壁を耐力壁化し、新たに耐力壁の増設工事が終わりました。これから内装仕上工事に移ります。改修工事は既存をなるべくさわらずに所期の目的を達するかがポイントです。
玄関に増設したX方向の面材耐力壁(下部)
タイルを切て土間コンと一体化しています。
石風のこのタイル、昔はやりましたね。
同耐力壁(下部)
左が部屋の入口で右側はつくり付けの靴箱です。内部はスギ板張り。
2012/01/30 住宅
縁の下の力もち
文字どおり、これは縁の下。
ほこりっぽい。
昔の家屋の縁の下は土のまま地面が現れている。
通気の状態がよいので完全に乾いた状態だ。
耐震改修のため
縁の下の状態をみるためもぐってほふく前進で這い回った。
これはきついね・・・・
ここで補強工事をしてくれる職人さんには頭が下がる。
今の住宅の床下空間は狭い。
昔は床下を掘り下げるなどして後々のメンテナンスのために備えたが、
今は人が這って移動できるギリギリの高さだ・・・とても作業なんてできない。
束は古材を再利用している。
昔の人は木を大事に使ったんだ。
縁の下は妙にパワースポットの空間だ。
床下をどうつくるかをもう少し真剣に考えなければならないね。
2012/01/14 住宅
耐震改修始まる
昨年実施した耐震診断にもとづいてS邸の耐震改修の工事が始まりました。
まずは2階から、
天井と一部内装を取っ払い、補強工事の準備かに入ります。
この耐震改修工事は60万円の補助金が出ます。
小屋組は合掌で木の状態は健全です。
小屋裏換気口がみえ防虫網もちゃと張られています。
ボルトなどの金物が木の痩せもあって緩んでいるため締め直します。
2011/12/08 住宅
築150年の民家を移築したい!
これは築150年を経た古民家です。
主はこれをなんとかしたいと思っているのですが・・・
この地での修復は無理で、できるなら別の場所に移して蘇らせたいと、
ぼくはこの建物を見て思いました。
中に入ると歴史の重みで圧倒されます。
痛みが激しいため床は取り払って少しでも通気をよくしています。
このまま朽ちさせるのはいかにも惜しい・・・なんとかしたい!
瓦は古瓦で現代のサイズよりも大きく、煙出しの越し屋根がのっています。
松の根固め、あまりの太さに柱が大丈夫かと思ってしまうほどです。
石場建ての柱は意外と健在です。
小屋の丸太組、迫力があります。
2011/11/21 住宅
この季節がやってきました
今年の夏に竣工したこのお家、
土間に鎮座していた薪ストーブの出番がやってきました。
先日ストーブの火入れをするというのでおじゃましましたが、やはりいいもんです。
薪がストレートに燃料になり炎を楽しめます。
炎は原始の魂にを呼び起こさせてくれるちからをもっています。
火を眺めていると心が落ち着き心身ともあったかくなってきます。
また、暖をとるだけでなく、煮る、焼くと万能な力を発揮してくれるのも寒い季節に欠かせない魅力です。
かつては生活に欠かせない燃料の調達場所としての里山でしたが、今山の木々ほとんど利用されないまま放置されています。再びわたしたちの暮らしに里山の木々をストーブの燃料に活用しませんか。
性能のいいストーブは効率よく燃え灰もわずかしか残りません。
庭の芝もきれいに刈り込まれていました。
向こうには坂瀬池が変わらぬ水面をみせています。