2023.08.14 散歩道
ゴーヤの開きといっても
干物にしする訳ではありません。
完熟した鮮やかなオレンジのゴーヤはすっかり苦味が無くなり、中にある種は口に含むと甘い衣をまとっています。
鳥に種を運んでもらうためかと思うのですが、鳥がついばみに来るところは見たことがなく、
はて?おおかたの野菜は完熟前の青モノを食べるのですが、こうして最終形を見ると面白い。
それにしてもあの苦いゴーヤからこんなに甘い種ができるのか不思議でなりません。
この完熟ゴーヤ、サラダの彩りに、またジュースに、青い時のチャンプルとはまた違った趣があってバリエーションが楽しめます。
2023.07.23 散歩道
ただいま薬のお世話になっています
「薬の依存症になったらあかんやん」
て、生前母にさかんに言っていたのを思いだす。
ところが今はどうだ、
どっぷりと自分が薬に浸かってしまってもう抜け出せない(笑)
数年前3年に渡り、2回心臓をいじった手術、
つい数日前には一週間ほど全身に出たジンマシン。
いったいどうしてしまったんだ、己の身体、
と思いつつ目下処方されるがままに5種の薬を服用中である。
まあこれも健康保持のためと思えばしかたあるまいと受け入れてはいるが、
どうもねえ・・・
2023.07.17 Project
じいちゃんが植えた木の家P⑰
敷地の草刈り、8時半くらいから二人で1時間と少しで刈終えました。春に刈って今年2回目の草刈りになりました。この敷地は何年もこうして草を刈っているのですが、最初は花崗土張りでまばらに生えていたのですが、今ではもうりっぱな草群です。草の植生も変化しているみたいで、色々な草が繁茂するので刈払い機の手に伝わる触感が微妙に違ったりします。刈払い機の取り回しは慣れたもの、朝の一仕事で片付けました。今日は祭日、海の日でした。暑い一日です。
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2023.06.03 Project
じいちゃんが植えた木の家P⑯
梅雨が明けたのか(それはないか)と思うくらいスカッと晴れました。今日は天然乾燥している木材の点検作業です。木は水分が抜けていくに従いその木が持っている性状が現れて来ます。特徴的なのが割れと反り(曲がり)で、それらを抑制するために柱と梁に背割りを入れています。梁の背割りには楔を打って内反りを制御していますが、乾燥に伴って緩みが発生するので追い打ちをして締めます。朝8時から作業を始めて棟梁以下3名で11時半には終えることが出来ました。これまではある意味下準備、山から木を降ろしてつくる家づくりは足掛け3年、長いようですが大したことはありません。3年なんてあっという間です。現代のつくり方の方が性急だとぼくは思っていますから、でもそれがニーズだと仕方ない面もありますが・・・。
2023.05.28 散歩道
廃屋の美
なんて、あるのだかどうだかわからないけれど、こういった建物に出くわすと思わず佇んでしまいます。藁屋根にトタンをかぶせて屋根を長く持たせようとしたもので、50年前の田舎ではよく見られましたが、今はほとんど無くなりました。住人がいなくなって何年になるのでしょうか。眺めているとここで営まれていた暮らしの情景が浮かんできます。今と比べれば格段に少ない材料でこのような民家はつくられていました。貴重な材料を無駄なく大切に使っていたこの頃、惜しげもなく余材を廃棄する現代の家づくりとはずいぶん違いますが、それはユタカサなのでしょうか。土がはがれた壁に現れた竹の小舞が哀れを誘います。やがて柱が朽ちて倒れて、時の経過とともに草木と一体化してゆく潔さ、人生もかくありたいと思ったりします。