できるならば建て主を山へ案内して、家に使われる木を見てもらう、というのが私のスタンスです。あるご縁で出会った建て主を山に案内したのは徳島の秋の伐採ツアーでした。 父親に抱かれお母さんの手を握っていた幼い双子の姉妹は、樹齢が80年を超える杉の木が倒れるの見て「木がかわいそう」とつぶやきました。この感性は大人には出てきません。新しいお家で木につつまれて健やかに成長することを願っています。